家が古いことでストレスを感じる人必見!快適に暮らすアイデアや活用法を解説

家が古いことで、ストレスを抱えている方は多いのではないでしょうか。
築年数が経った家は、設備の老朽化や間取りの使い勝手の悪さ、寒さや湿気といった住み心地の問題が重なり、日々の生活でストレスを感じる原因になりがちです。
しかし、古い家でもリフォームやDIYなどの対策によって、快適な暮らしを取り戻すことができます。
この記事では、古い家で感じるストレスの原因とその対処法、現金化などの活用法について具体的に解説します。

有限会社アティック取締役の橘田浩志です。2000年にデザイン会社として創業。出版を中心に雑誌や書籍などのデザインを手がける。2013年より不動産賃貸業を始める。アパート、区分マンション、戸建てなど様々な物件を購入。他にシェアオフィス 「原宿テラス」や民泊の運営など不動産を活用する事業も並行して行う。2023年より不動産業として日本全国の戸建物件の買取再販、東急世田谷線沿線専門仲介などの事業をスタート。
- 1. 家が古いことで感じるストレス5選
- 1.1. 住宅性能(断熱・防音)が低くて住み心地が悪い
- 1.2. 間取りや設備が古くて使いにくい
- 1.3. 震災による倒壊リスクが心配
- 1.4. 害虫・害獣が発生しやすい
- 1.5. 見た目が悪くて友人を呼びづらい
- 2. 古い家のストレスを解消して快適に暮らすアイデア
- 2.1. 掃除・断捨離で清潔感を出す
- 2.2. 簡単なDIYで雰囲気を改善する
- 2.3. リフォームやリノベーションを行う
- 2.4. 建て替えをする
- 3. 古い家を現金化する2つの方法
- 3.1. 賃貸に出す
- 3.2. 売却する
- 4. 古い家の修繕・処分に関する注意点
- 4.1. リフォームと建て替えで費用が変わらないことがある
- 4.2. 建て替えができない土地がある
- 4.3. 古い空き家を所有している場合は放置せずに早めに対処する
- 5. 古い家にストレスを感じていたら売却も検討しよう
家が古いことで感じるストレス5選
古い家に住んでいることで感じやすいストレスについて、具体的に以下の5つがよく挙げられます。
家が古いことで感じるストレス
- 住宅性能(断熱・防音)が低くて住み心地が悪い
- 間取りや設備が古くて使いにくい
- 震災による倒壊リスクが心配
- 害虫・害獣が発生しやすい
- 見た目が悪くて友人を呼びづらい
それぞれ詳しく解説します。
住宅性能(断熱・防音)が低くて住み心地が悪い
古い家は断熱材や防音設備が不十分なことが多く、住宅性能が低いためにストレスを感じることがあります。
断熱性能が低いと、夏は暑く冬は寒くなりやすく、結露が発生してカビやダニの温床になりやすいです。
また、隙間風が入り込み、暖房や冷房の効果が弱まるため、電気代がかかってしまいます。
さらに、防音性能が低いことで、外からの騒音が気になりやすく、プライバシーが保ちにくいです。
こういった住宅性能を改善するには、窓を二重サッシにしたり、壁や床に断熱材を追加したりするといった工夫が必要です。
間取りや設備が古くて使いにくい
古い家は現代の間取りとの違いが大きく、生活スタイルに合わずストレスを感じやすいです。
たとえば、間取りの問題点として以下が挙げられます。
間取りの問題点
- 洗濯機置き場やトイレが離れにある
- 廊下が多く、動線が悪い
- 収納スペースが少ない
- 台所が狭い
- 部屋数が多すぎて管理が難しい
さらに、「和式トイレで使いづらい」「キッチンのシンクが低くて腰が痛くなる」「浴室がタイル張りで寒い」など、設備が古い特徴があります。
古い間取りや設備を改善するには、部屋の統廃合やリフォーム、収納スペースの増設などが必要です。
震災による倒壊リスクが心配
築年数の古い家は、耐震基準が現行のものと異なるため、地震による倒壊リスクが高まります。
特に、1981年以前に適用された「旧耐震基準」の家は、震度6以上の大きな地震に耐えられない可能性があります。
さらに、シロアリ被害や経年劣化で家の強度が低下している懸念があり、注意が必要です。
災害発生時の不安を軽減するためには、耐震診断を受け、必要に応じて補強工事を行わなければなりません。
害虫・害獣が発生しやすい
古い家は隙間や湿気が多いため、害虫・害獣の発生リスクが高くなります。
シロアリやゴキブリ、ネズミなどによる被害を受けやすく、壁や床下の隙間に入り込んで巣を作ってしまうこともあります。
特に、隙間が多くて室内が薄暗い環境や掃除が行き届いていない部屋がある場合などに発生しやすいです。
害虫・害獣対策には、清掃と除湿の徹底が大切で、定期的に害虫駆除の依頼が必要となるケースもあります。
見た目が悪くて友人を呼びづらい
古い家は外装や内装の劣化が目立つため、来客時に恥ずかしいと感じてしまう方も多いです。
家の経年劣化が進むと、外壁のひび割れや塗装の剥がれ、床や壁の変色や家具やカーテンの古さが気になります。
子どもがいる場合は、「古い家が恥ずかしくて友達を呼べない」とコンプレックスに感じさせてしまうこともあるでしょう。
古い家は機能面だけでなく、見た目からくるストレスやコンプレックスにつながってしまいます。
古い家のストレスを解消して快適に暮らすアイデア
家が古いことによるストレスに対して、いくつかの対策を行うことで、快適で心地良い住環境に改善することが可能です。
古い家でも快適に暮らすための対策として、以下の4つを紹介します。
古い家でも快適に暮らすための対策
- 掃除・断捨離で清潔感を出す
- 簡単なDIYで雰囲気を改善する
- リフォームやリノベーションを行う
- 建て替えをする
それぞれ詳しく見ていきましょう。
掃除・断捨離で清潔感を出す
家が古くても、徹底的に掃除したり、不用品を処分したりすることで大きく印象を変えることができます。
掃除する際には、特に以下のポイントをチェックしてください。
換気をしっかり行う | ・湿気がこもるとカビや害虫の原因になる ・換気のために、毎朝10分程度窓を開けるなど習慣づける |
ホコリやゴミを除去する | 床や棚、使っていない部屋なども定期的に掃除する |
水回りのカビ対策 | 浴室やキッチンは湿気がたまりやすくカビが発生しやすいため、防カビ対策を徹底する |
古い家は段差が多く掃除が面倒に感じるため、1日1エリアといった小分けで掃除を行い、習慣にすることがおすすめです。
また、使用していない家電や家具を処分して断捨離することで、家が広く感じられ、掃除の手間も軽減できます。
さらに、不用品の中には意外と価値のあるものが眠っていることがあります。
査定を依頼してみると高値で売れることもあるので、不用品の買い取り業者を活用することも有効です。
掃除や断捨離をすることで、見た目の清潔感がアップし、古い家でも快適に暮らせるようになります。
簡単なDIYで雰囲気を改善する
自分でできる簡単なDIYなら、費用を抑えつつ、古い家の印象を変えることが可能です。
たとえば、以下のようなDIYアイデアがあります。
壁紙の貼り替え | ・古くなった壁紙を貼り替えるだけで、部屋の印象が大きく変わる ・自分で簡単に貼れるシールタイプの壁紙もおすすめ |
照明の変更 | 古い照明器具をLEDライトに変えるだけでも、部屋が明るくなる |
床材の張り替え | フローリングシートを活用すれば、費用を抑えつつ床の傷や汚れを隠すことができる |
大掛かりな修繕はプロに依頼する必要がありますが、手軽なDIYでも部屋の雰囲気が明るくなり、古さを感じにくくなります。
リフォームやリノベーションを行う
リフォームやリノベーションは、より本格的に古い家の問題を改善したい方におすすめです。
浴室やトイレ、キッチンなどの水回りは劣化しやすいですが、リフォームを部分的に行うだけでも、生活のストレスが大幅に軽減されます。
たとえば、ユニットバスへの交換や洋式トイレへの変更で快適さを向上することが可能です。
また、壁や窓に断熱材を追加することで、夏は涼しく冬は暖かい住まいになります。
大掛かりなリノベーションとしては、壁を壊して間取りを見直すことで、部屋を大きくしたり、家事動線を改善したりと、日々の生活がスムーズになります。
なお、費用面が気になる方は、国や自治体のリフォーム補助金制度の活用も検討してみてください。
補助金制度として、以下があります。
国や自治体のリフォーム補助金制度
- 長期優良住宅化リフォーム推進事業
- 子育て支援型共同住宅推進事業
- 既存住宅における断熱リフォーム支援事業
- 住宅 建築物安全ストック形成事業(自治体ごと)
- 介護保険法にもとづく住宅改修費の支給(自治体ごと)
補助金制度には要件や期間が設けられているため、適用可能かどうか確認が必要です。
建て替えをする
家の劣化が激しい場合や大幅な間取り変更が必要な場合は、リフォームよりも建て替えを検討したほうが良い場合があります。
現在の建築基準に合わせた建て替えによって、耐震性の向上や断熱性や防音性の改善など、住宅性能を改善することが可能です。
さらに、家族構成や生活スタイルに合わせて、理想の間取りに設計できます。
建て替えは、古い家のストレスから解放され、自由度の高い快適な住環境を手に入れられる点が大きなメリットです。
一方、建て替えには解体費用や建築費用がかかるため、事前にしっかりと資金計画を立てることが重要です。
工事期間中は仮住まいを確保する必要があり、トータルコストが高額になるリスクがあるため、慎重に検討する必要があります。
古い家を現金化する2つの方法
古い家にストレスを感じているけれど、建て替えやリフォームをする費用がない場合は、現金化して負担を軽減する方法があります。
現金化する方法として、以下の2つが挙げられます。
現金化する方法
- 賃貸に出す
- 売却する
それぞれの特徴や注意点を解説します。
賃貸に出す
古い家が住める状態であれば、賃貸に出すことで家賃収入を得られ、将来的にリフォームや再利用を検討する際の資金確保にもつながります。
賃貸に出すことで、空き家のままにしておくよりも、定期的な収入が得られるメリットがあります。
また、人が住むことで建物の劣化を防ぐことも可能です。
ただし、建物の劣化が激しい場合はリフォームなど修繕費がかかり、入居者が見つからないと管理費ばかりがかさんでしまうリスクがあります。
さらに、住宅ローンが残っている場合には、特定の条件下でしか賃貸に出せないことがあるため、事前に確認が必要です。
売却する
古い家に住み続けるのが難しい場合やすぐに現金が必要な場合は売却が効果的です。
売却には、不動産仲介業者に買い手を探してもらう「仲介」と、買取業者に直接買い取ってもらう「買取」の2つの方法があります。
仲介と買取の違いには以下の点があります。
メリット | デメリット | |
不動産仲介業者 | 市場相場に近い価格が期待できる | ・買い手が見つからず時間がかかることがある ・仲介手数料が発生する |
買取業者 | ・短期間で即現金化が可能 ・手数料がかからない | 相場より安くなるケースがある |
駅近や商業施設が近いなど立地が良く、築年数が比較的浅い家は、仲介で購入希望者が見つかりやすいです。
一方、立地条件が悪かったり、建物が老朽化しておりリフォームが必要だったりなどの買い手がつきにくい家は、買取業者への依頼がおすすめです。
専門の買取業者では、売れにくい土地にも対応しており、早急に現金化することができます。
家の状態や自身の事情に合わせて最適な方法を選び、後悔のない判断をすることが重要です。
古い家の修繕・処分に関する注意点
古い家に対するストレスを軽減するためには、リフォームや建て替え、または処分などの対処が必要ですが、古い家の修繕・処分には注意点が伴います。
具体的には、以下のような注意点があります。
古い家の修繕・処分に関する注意点
- リフォームと建て替えで費用が変わらないことがある
- 建て替えができない土地がある
- 古い空き家を所有している場合は放置せずに早めに対処する
それぞれについて詳しく解説します。
リフォームと建て替えで費用が変わらないことがある
古い家をリフォームする場合、意外にも建て替えと同程度の費用がかかることがあります。
特に築年数が古い住宅は、基礎や土台の補強など、大規模な修繕が必要となるケースが少なくありません。
また、配管や配線の交換など、老朽化した設備の交換には高額な費用がかかることが多いです。
これらのリフォームが必要になると、総額が新築同様の費用になることがあります。
そのため、「どこまでリフォームが必要か」を事前にしっかり見積もりし、建て替えと比較して検討することが重要です。
建て替えができない土地がある
古い家を取り壊して建て替えを検討する際には、「再建築不可物件」に該当する場合があるため、注意が必要です。
再建築不可物件の主な条件として、建物の敷地が幅2m以上の道路に接していないと、建て替えが認められません。
一度取り壊して更地にしてしまうと、新しく住宅を建てることが不可能になります。
もし、再建築不可の物件であれば、リフォームや売却などの対応策が必要です。
ただし、再建築不可物件は市場価値が低く、買い手が付きにくい傾向にあります。
物件の将来性や使い道に悩んだら、専門の買取業者に相談すると良いでしょう。
古い空き家を所有している場合は放置せずに早めに対処する
空き家は放置するとさまざまなリスクが伴います。
たとえば、以下の問題が起きる可能性があるため、放置せずに早めに対処することが重要です。
空き家は放置すると起きる問題
- 「特定空き家」に指定されると固定資産税が6倍になるケースがある
- 放火や害虫の発生により近隣住民に迷惑がかかる
- 地震や台風での倒壊リスクが高まる
空き家は状態が悪化する前に早めに賃貸や売却を検討することで、負担を軽減できます。
古い家にストレスを感じていたら売却も検討しよう
古い家は住宅性能や使い勝手の悪さなどからストレスを感じやすいですが、リフォームや建て替えなどの対策によって、快適な住環境に整えることが可能です。
しかし、家の状態が悪かったり、修繕費が負担になったりする場合には、売却という選択肢もあります。
特に、「リフォームにかける予算がない」「空き家のまま維持するのが大変」「買い手が見つからない」という方には、専門の買取業者の利用がおすすめです。
スマイル空き家買取センターは、古い家や劣化が進んだ家でもスムーズな買取が可能で、古い家の管理負担を早めに解消できます。
売れにくい物件や、不動産仲介業者に売却を断られてしまった場合でも、幅広い物件に対応しているため、まずは一度ご相談ください。

有限会社アティック取締役の橘田浩志です。2000年にデザイン会社として創業。出版を中心に雑誌や書籍などのデザインを手がける。2013年より不動産賃貸業を始める。アパート、区分マンション、戸建てなど様々な物件を購入。他にシェアオフィス 「原宿テラス」や民泊の運営など不動産を活用する事業も並行して行う。2023年より不動産業として日本全国の戸建物件の買取再販、東急世田谷線沿線専門仲介などの事業をスタート。